一味違うハンドメイドサイクルキャップ

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2020/04/26 21:20

新型コロナウィルスの猛威はとどまらず、マスク不足が叫ばれてから久しいですが

政府肝いりのアベノマスクも届いたり回収されたりとなんだか雲行きが怪しいですね。
最近では布マスクをしている方を見かけることも増えてきました。

おかげさまでマスク・ド・サイクロンでもたくさんのお客様にご利用いただいて感謝に堪えません。
お使いいただいたお客様から色々な感想や要望をいただきます。

「立体的で呼吸が楽です」
「ゴムでひっぱられて耳が痛くなるのを解消したい」
「気温が上がってきたので薄手のマスクが欲しい」
「もっと可愛い柄が欲しい」

素材や形状、デザインをどうするかで毎日頭がいっぱいです。
人生において、布マスクを毎日着用する日が来るとは思ってませんでした。
ましてや花粉症でもない自分が、マスクのことを四六時中考えている日々が来るなんて!!
(繰り返しますが、ウチって本当はサイクルキャップ屋さんなんです)

今当店で作っているマスクはベトナムマスクとも呼ばれる2枚の生地を中央で縫い合わせるタイプです。
これ、鼻から口の部分にぽこっとふくらみがあり呼吸が楽でとってもいいんですよ。
ハンドメイドマスクの主流の形だと思います。

この形の悩みどころは柄が分断されること。
(無地やストライプ、水玉など無難な柄ならぜーんぜん悩むところじゃございませんw)
大胆な人物柄や動物の顔アップ、それほど大きくはないけれど切り取るには半端なサイズの柄の数々
気に入って買ってきた生地だもの、その魅力は存分に生かしたい!
切り刻まれた大きな柄を見るたびに、そんな想いがふつふつと湧いてくるのを止められませんでした。

だけどいわゆる不織布マスクに採用されているプリーツにはしたくありません。
だって折りたたまれるから柄がくしゅくしゅになるんだもん。
大きな柄を魅力的に見せられ、かつベトナムマスクと同等の呼吸のしやすさを確保できる形状。
これをどう実現するか模索の日々が続きました…マスク作りの先人の知恵を探ってみたり、端切れを折ったり縫ったりしてみたり。

そうして完成したのが「柄を楽しむ布マスク」シリーズです。

1枚布を立体的に折りまとめてベトナムマスクにも劣らないフィット感を作りだしました。
このマスクをして呼吸をするとふくらみがペコペコ動くことからも密着性の高さが伺えます。
ノーズワイヤーは入っていませんが、特に必要も感じません。洗うの楽だしね。


また「細いゴムでは耳が痛くなる」という声を反映して、耳に掛けるヒモにニット素材を採用。
太めの柔らかいヒモはふんわりと耳を包むので長時間使用しても痛くなりにくいのがお勧めポイントです。
反面、伸縮性はゴムよりも劣りアゴマスクなどで思い切り伸ばしてしまうと元に戻らないことが注意点でしょうか。

上の画像は表生地と裏生地の二重仕立てです。
「蒸れて暑い」というリクエストにもお応えして、同形状で素材を変えてみました。


モデルのOさんも着け心地の良さにビックリまなこ!

こちらは天竺、いわゆるTシャツ生地の一重仕立てです。
マスク本体にも伸縮性があるためフィット感は抜群ですが、それ故に口元の空間はそれほどできません。
自転車乗りの皆さんはネックウォーマーを口元まで上げたことがある方がほとんどでしょうから
それを想像していただければ、フィット感・呼吸のしやすさなどの使用感は近いと思います。
マスクの上下は切りっぱなしですが、くるくるっと端が丸まり程良く鼻や輪郭に寄り添ってくれます。


マスクを着け慣れないOさんが一番感動していたのは、ヒモの着け心地の良さ

天竺生地マスクは二枚一組の販売です。
私は帰宅するたびに手洗いと一緒にハンドソープでマスクも洗って干してますが、一重なので乾きも早いですね。
どんどん洗い替えをしてカジュアルにお使いいただければと思います。

そんな新作マスクたちを含めた再販売は4/29予定です。(詳細はSNSでお知らせします)
ゴールデンウィーク中はお休みをいただくのでしばらく発売はありません。
ぜひこの機会にお試しくださいませ!!