一味違うハンドメイドサイクルキャップ

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2016/11/20 17:14

Cycloneを立ち上げて、初めて身内以外の方にご注文をいただいたのは3年半前。

ミシンも家庭用だし、今より更に未熟な私にバッグの作成をご依頼くださり
形や柄を何度も打ち合わせして、お手元にとどくまで1カ月もかかってしまったことを覚えている。

今日、遊びに行ったイベントで偶然目にとまった、見覚えのあるバッグ。
大変申し訳ないことだけど
受け渡しの際に一度お目にかかっただけなので、お客様の顔ははっきり覚えてなかった。
でも、でも。あのバッグは見間違えるわけない。

初めてのご注文が嬉しくて、期待にきちんと応えられるのか不安で、それでも心をこめて作ったバッグ。
自分が作ったものでお金をいただく、ということの怖さと幸せを教えてくれた。
3年たった今も大切に使っていただけているのが分かって、目頭が熱くなった。

さすがにお客様も私の顔を覚えてはいないだろうし、連れの方も一緒だったので声をかけるのはやめた。
だけど嬉しくてありがたくて、何度も何度も見てしまった。
涙目でガン見してきた気味の悪い女に心当たりのあるアナタ、それは私です。ごめんなさい。

今週はイベントが2つあり、時間を見つけてはチクチク縫っている。
忙しくなってくると作業に流されがちだけど、ウチは柄の取り合わせと、かぶり心地や機能性が売りなのだから
作り手の私が胸を張って「素敵でしょ」と言えるモノを作らなきゃだめだと改めて心に誓う。

出来上がった時に「かわいい~!」と叫んだり、縫っている最中から気に入ってニヤニヤしている私のご満悦が
Cycloneの商品を使うアナタにも伝染して、毎日ニヤニヤご満悦になってくれることを祈って。
今宵もニヤニヤチクチクするのだ。